フリーランスの前に会社員をやっていて良かった

僕は会社員を8年務めた後、同じジャンルの仕事でフリーランス(個人事業主)として独立した

フリーランスとして4年間やった後に会社を設立(社員は僕1人だけのミニマム法人)して現在6年目(2024年現在)

いつの間にか会社員時代より独立してからの年数が長くなった

そんな僕が思う
会社員をある程度やってから独立して良かったと思える点を紹介します

目次

仕事をする上で必要なスキルを会社員時代に身につけられる

会社員を経験することでその仕事に必要なスキルを身につけられる

もしあなたがフリーランスになりたてでこれから仕事をもらおうとする時に

「学校を卒業してすぐフリーランスになりました!」
「⚫︎⚫︎という会社で5年間務めて、先月からフリーランスとして独立しました」

というのでは仕事を任せたいと思えるのは圧倒的に後者です

会社員として働いて必要なスキルを身につけることは フリーランスになった時に仕事をもらえないかもしれないという最大のリスクを減らしてくれる

※上の例で「5年務めて」と書いたのは、同じ仕事を5年ぐらい続けていればそれなりのスキルを身につけられて、初対面の人にもそれなりの説得力のある年数だと思うからです

独立後、会社員時代に良くしていただいた取引先から仕事をいただける

会社員時代に良好な関係を築いた取引先とは独立してからも仕事をもらえる可能性がある

ただしここで注意しなければいけない点が2つ

会社員時代にやっていた仕事をそのまま持っていこうとすると元々勤めていた会社とトラブルになる

想像してみてください。

会社を辞める人がその会社の備品(パソコンやデスク)を「ずっと自分が使ってたからこれは自分のものだ」という理由で持って帰ろうとしていたらどう思いますか?

「勘違いしたヤベーやつ」って思いませんか

辞める際に仕事を引き抜いて持っていこうとするということは
それに近い行為だと認識しましょう

辞めた社員がそのまま仕事を持っていこうとする行為は会社にとってはマイナスでしかないので多くの場合トラブルに発展します

大きくこじれると元いた会社に訴えられる事も。

そうならないためにも、会社員時代に良好な関係を築いている取引先と独立後も取引を続けたい場合は
より慎重に方法を探りましょう

余計なトラブルは少ないに越したことはありません

取引先は会社に仕事を依頼したのであって、あなた個人に依頼した仕事ではなかった

これは非常によくある勘違いパターンです

あなたが請け負っている仕事には2パターンの仕事があります

パターン①「この仕事はAさんにお願いしたいから、AさんのいるB会社に依頼しよう」
パターン②「この仕事はB会社にお願いして、担当してくれる人はB会社に決めてもらおう」

パターン①はAさん個人に仕事がついているパターン

Aさんに仕事を依頼したいから、Aさんが勤めているB会社を窓口としてAさんに仕事を依頼しています

パターン②は会社に仕事がついているパターン

取引先はB会社に仕事を依頼して、B会社がAさんを選んでいるだけで、取引先がAさんに仕事を依頼したわけではありません

「ずっと担当している仕事だからこの仕事は自分にしかできない仕事なんだ」
「自分じゃないとこの仕事は回らない!」

そう思っていたら要注意です

その仕事は誰が依頼を受けた仕事なのかを一度冷静になって見極めましょう

仕事の大体90%以上はパターン②「会社に仕事がついている」と思ってもいいでしょう

会社についている仕事をあなた自身についてる仕事だと勘違いして独立してしまうと
独立後に大きくつまずく原因になってしまうので要注意です

元いた会社からも仕事がもらえる(かも)

独立する前の会社と良好な関係を築けていれば
辞めた後も仕事を振ってもらえる可能性があります

ただし、この方法でずっと仕事をもらえる事を期待するのはあまりお勧めしません

勝手知った間柄という事や、独立後すぐで仕事がない場合は足元を見られて報酬を安く抑えられる事もあります
また、辞めていった人間に仕事を依頼する会社の本音としては
「次の人材が育つまでの繋ぎ」と考えている会社も少なくないように思います
その場合、次の人材が育ったらあなたに仕事を依頼することはありません

独立したての時期に元いた会社から仕事をもらうことは1つの基盤にはなるので悪いことではありませんが
そこに軸を置いたままにする事はやめましょう

その仕事は長くは続かない可能性が高いと思って
同時並行で別の仕事も探しておきましょう

評判が上がればお客様(取引先)が別の人に紹介してくれるので自然と仕事が入ってくる

フリーランスとしての仕事が軌道に乗ってお客様にも満足してもらえる仕事を続けていけると
お客様が自分のことを別の人に紹介して
その人からも仕事の依頼がくる良い循環が生まれます

こうなると自分から営業しなくても自然と仕事の依頼が来るようになるので 独立して成功した状態と言えるのではないでしょうか

まとめ

会社員時代と同じジャンルの仕事で独立するということは
会社員の延長線上に独立があります

なので会社員時代の自分の行動が独立後の成否を大きく分けます

会社員として働いているうちに自分のスキルを高めて周りに自分の価値を認めてもらえれば
独立後に大きく失敗することはないでしょう

逆に会社員時代に自分を高める努力ができないのであれば独立はしない方がいいと僕は思います

守ってくれる会社が無い、全てが自己責任の世界がフリーランス(個人事業主)という世界です

決して甘い世界ではありません

「好きな時間に好きな場所で自分の思い通りに働ける!」みたいなキラキラワードにそそのかされると痛い目見るのはあなたです

しかしその分、会社員のままでは味わうことのできない自由や報酬があることも事実です

今あなたが会社員として働いていて将来独立を考えているのであれば、

今の会社員という立場を最大限に利用して自分の価値を高めていって下さい

それが独立後の成功の第一歩です

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この記事を書いた人

大学卒業後、会社に就職し30歳を機に独立
独立から2年後に法人化し現在に至る

楽する事をモットーに無駄をとことん省いていくことにより
会社員時代より圧倒的な自分時間の確保と金銭面の余裕を手に入れた

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